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法律Q&A

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裁判等各種手続き関係

Q. 調停とはどのような手続きですか?

  調停とは,紛争を抱えている当事者が,裁判所の仲介の下,裁判所で話し合いを行うことによって,紛争を解決しようとする手続きです。当事者間の話し合いを裁判所で行うという手続きですので,裁判のような法的主張・立証をする高度な技術は特に必要はありません。ですので,弁護士に頼まず,当事者ご自身でも比較的気軽に利用できるという長所があります。その反面,調停は,訴訟のように裁判所が最終的に判決を出してどちらが正しいのか判断してくれる手続きではありませんので,当事者双方が承諾した結論がまとまらない限り,紛争は解決に至らない点が難点です。あくまで,基本は,裁判所での当事者の「話し合い」の手続きですので,強制的に,相手方にこちらの要求を従わせることはできないわけです。

  まず,調停を申し立てるには,相手方の住所地にある簡易裁判所に,調停を求める趣旨と紛争の実情を書面で明らかにして,申立を行います。申立てがあると,裁判所は,調停の期日を決めて,当事者の双方を呼びだします。

当日は,裁判官一人と調停委員二人で構成される調停委員会が,双方の言い分を順番に聞いて,解決までの調整をしてくれます。一方の当事者が調停委員と話をしている間は,他方の当事者は待合室で待っていることになります。

何度か話し合いを積み重ねて,当事者は,要求することは要求し,譲るべきところは譲りながら,妥協点を見出していきます。

そして,話し合いがまとまり,双方が承諾できる解決策が見つかった段階で,調停が成立し,裁判所は,その内容を調停調書にまとめてくれます。調停調書は,判決と同一の効力がありますので,その約束を守らなければ,強制執行をすることができます。

一方,双方の意見が大きく対立し,話し合いを続けても合意に至る可能性がない場合は,調停不成立ということで,終了せざるを得ないということになります。

ですので,調停は,話し合いで解決の見込みがある紛争に適しています。話し合いでの解決の見込みが全くない場合は,裁判で解決を目指すことになります。

Q. 私は,以前,お金に困っていた友達に300万円を貸しました。しかし,友達は,いつまで経ってもお金を返してくれません。私は,裁判を起こしたいのですが,裁判というのはどのように進められるのでしょうか?

民事裁判の始まりから終わりまでについて簡単に説明します。
まずは,裁判所に「訴状」を提出することによって裁判が始まります。訴状が提出されると,裁判所は裁判を行う日程を決めて,訴状の写しと,裁判の日程の通知を被告に送付します。
この裁判所からの郵便で,被告は初めて訴えられたことを知ります。そこで,被告は,決められた期限までに,訴訟に記載してあることに対する言い分を記載した「答弁書」という書面を作成,裁判所に提出します。
それからは,何度か裁判の期日を経て,双方の言い分を書面で出し合います。それと同時に,自分の言い分が正しいことを証明するための証拠も提出します。
双方の言い分も証拠も出し尽くした段階で,裁判は終結し,裁判官が「判決」を下します。原告であるあなたの言い分が正しいという判断になれば「被告は,原告に対し,金300万円を支払え。」という内容に,被告が正しいという判断になれば「原告の請求を棄却する。」という内容の判決になります。
民事裁判の流れは以上になります。
ですが,あなたが民事裁判で勝訴したとしてもその友人からすぐにお金を返してもらえるとは限りません。判決が出てもなお,その友達がお金を返してくれないのであれば,強制執行をする必要があるからです。
裁判は専門的な知識と技術が必要ですから,一度弁護士に相談されることをお勧めします。

Q. 以前,300万円を借りた友人が起こした,「300万円を返せ」という内容の訴状が届きました。しかし,私は,既に300万円を返しているはずですので,訴状の内容は間違っています。どうすればよいでしょうか。

訴状の内容をよく見て,その反論や言い分を「答弁書」という書面にまとめて,決められた期限までに,裁判所に提出する必要があります。
訴訟を起こした原告の言い分が間違っているから放っておいても大丈夫だとは思わないでください。答弁書を提出せず,かつ,決められた第1回の裁判の期日に出頭しないと,訴訟に書かれた事実を全て認めたものとされて,訴状通りの判決が下されてしまいます。
答弁書を提出した上で,第1回期日にできる限り出廷し,原告の出方を見ることが大切です。自分の言い分が間違っていたとして取り下げてくることも考えられますし,更に新しい言い分を出してくるかもしれません。
訴訟を起こされたら,訴状を持って,出来る限り早めに弁護士に相談されることをお勧めします。

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